イス付きの電動キックボードを購入するメリット・デメリット!

       

公開日:2023/03/01  最終更新日:2023/04/19

電動キックボード イス付き

手軽な移動手段として注目を集めている電動キックボードで、いろいろなメーカーから数多くの商品が発売されています。2022年4月に道路交通法が改正され、規制が緩和されたことでますます利用しやすくなってきますが、どんな種類を購入したらいいか迷う人も多いでしょう。今回はイス付きの電動キックボードをピックアップして紹介します。

電動キックボードの種類

電動キックボードとはモーターとバッテリーを搭載しており、電気を動力源として省エネ、省スペースを実現した電動モビリティです。東京をはじめとする首都圏で、シェアリングサービス方式の実証実験が行われるなど、最近注目を集めています。ガソリンと違って電気で走るために環境負荷が小さく、コンパクトな形状で小回りがきく乗り物なので、普段使いの移動手段としてとても便利といえるでしょう。

電動キックボードの種類としては大きくわけて二つに分けられます。公道で走行できるタイプと私有地などでしか走行できないタイプです。公道で走行するには、バイクと同じように定格出力に応じた免許の取得が必要で、走行する前に自賠責保険の加入やナンバープレートの装着が必要となっています。

また、走行時には免許の所持やヘルメットの装着も義務付けられているのです。さらに、保安基準を満たしている保安装置が装着されていなければ公道で走ることは法律で禁止され、違反すれば罰則が与えられます。ただし、2022年に道路交通法が法改正されているため、今後数年間で条件が緩和される予定なので、ニュースなどでいつから条件が変更になるのかチェックしておきましょう。一部の大手量販店やオンラインショッピングサイトなどで、リーズナブルなものも多く販売されていますが、公道を走行できる規格ではないものも販売されています。

また、輸入電動キックボードの中ではグローバル仕様となっていることが多いため、日本の法律の基準をクリアした仕様になっていないものもあるのです。たとえば、車両後部にナンバープレートを取り付けることができない車体もあれば、ブレーキの基準が日本の法律である道路運送車両の保安基準にマッチしていない車体もあります。しっかりとした保安装備がついていなくても公園や私有地などで走らせることができますが、せっかく購入したのであれば自由に公道なども走行したくなる人も多いので、できれば保安基準をクリアした装備があるものを購入しましょう。

また購入時に悩むのがイス付きの商品を選ぶかどうかです。電動キックボードはほかのバイクなどの乗り物と違い、必ずしもイスが付いているとは限りません。むしろイメージとしてはイスなしをイメージする人も多いでしょう。では、イス付きの電動キックボードとは、どのような特徴のモビリティなのでしょうか。

イス付きの電動キックボードを購入するメリット

立って運転することも座って運転することもできるイス付きの電動キックボードですが、どのようなメリットがあるのかみていきます。

身体の負担が少ない

電動キックボードは気軽に乗れる移動手段として人気ですが、ずっと立ち続けて乗っていると電動とはいえ身体に負担がかかり疲れてしまいます。短距離でちょっとした移動での使用ではあまり必要性は感じないかもしれませんが、長距離運転やドライブを楽しむ時にイスがあれば、疲れたタイミングで座ることができるので足腰への負担が軽減されるでしょう

違和感なく乗れる

電動キックボードに初めて乗る人にとって、立って運転するという行ために慣れていない人も多いでしょう。イスがあれば自転車やバイクと同じ感覚で乗ることができるので、違和感なく走行できます。

高い安全性

イスがなければ片足を常にボードのうえに載せていなければいけませんが、イスがあることで両足を地面につけることができます。電動キックボードは自転車に比べてもタイヤがかなり小さいため、安定性が高くないので、ちょっとした段差でも転倒するリスクがでてきます。

そんな時にイスがあればどちらの足も地面につけることができるので転倒リスクも少ないといえるでしょう。また停止のときに両足を地面につけることができるので、手をハンドルから離すことができて、上半身をリラックスさせることも可能です。

イス付きの電動キックボードを購入するデメリット

一方で、イスが付いていることのデメリットもあります。それはイスが付いている分だけ重量があることです。電動キックボードは公共交通機関や自動車で運んで、目的地で楽しみたいという方も多いですが、持ち運ぶときにはできるだけ軽い方がいいので、持ち運びに問題ない重量かどうかを購入前にチェックしておきましょう。

また、イスが付いていると折りたたむことができない機種もあります。折りたたむことができたとしても折りたたみ時に毎回イスを取り外す手間もでてきます。そうした作業が面倒だと感じる人にはあまりおすすめできません。

まとめ

最近人気の電動キックボードの中で、今回はイス付きの電動キックボードを購入する場合のメリットやデメリットについて紹介しました。電動キックボードの魅力のひとつにはコンパクト性がありますが、イス付きとなるとサドルがある分、重量があり折りたたみ時に手間を感じることもあるでしょう。ただし、普段は座って走行し、長距離ドライブで疲れた時には座って運転するなど、シーンに応じて使い分けができる魅力もあります。メリットやデメリットを知ったうえで、自分の使い方に合っているかどうかで商品を選びましょう。

おすすめ関連記事

検索

【NEW】新着情報

2023年7月に法改正が行われ、電動キックボードの規制が緩和されました。電動キックボードは、特定小型原付に分類されるため、16歳以上であれば免許不要で運転できるようになりました。 また、ヘル

続きを読む

電動キックボードは車両と同じ扱いになっており、公道を走る際はさまざまな条件やルールが存在します。決められたルールを守らなければ法律違反となり、罰則や罰金が発生する場合があります。 この記事で

続きを読む

電動キックボードを利用する際の規定が大きく変わる2023年7月の法改正について詳しく解説します。改正後は、16歳以上であれば免許は必要ありません。新しく「特定小型原動機付自転車」の区分が作ら

続きを読む

2023年7月1日から電動キックボードに16歳から乗れるようになります。道路交通法が改正されて規制緩和されるからです。16歳から走行できるようになるだけではなく、ヘルメットの装着が必須から努

続きを読む

電動キックボードを購入した後は、市区町村役場でナンバープレートを交付してもらいましょう。ナンバープレートを取り付けることなく公道を走行すると、取り締まりの対象になってしまいます。今回の記事で

続きを読む

気軽に近所を移動したいと考えている人や、通勤や通学をもっと便利にしたいと考えている人のなかで、電動キックボードを検討している人もいるかと思います。電動バイクよりも価格が抑えられていて、軽量で

続きを読む

どんなものも日頃から大切に使用していると、ダメージが蓄積されにくくなります。そこで今回は、電動キックボードを大切に使い続けるために欠かせないセルフメンテナンスの方法について紹介します。なお、

続きを読む

日本でも徐々に浸透している電動キックボードですが、消費者の認識の違いが生じています。どんな乗り物も、ルールやマナーを守って楽しく安全に走行しなければいけません。準備するものもあるので内容を確

続きを読む

現在の法律では、電動キックボードで歩道を走行することは禁止されています。また、電動キックボードに乗る場合は免許の取得とヘルメットの着用が必須です。しかし、2023年7月の法改正で内容が変更さ

続きを読む

都会を中心に新しい移動手段として注目されている電動キックボード。実は2023年度中に規制緩和されるのです。具体的な規制緩和内容や施行日が気になる方もいるでしょう。というわけで、今回は電動キッ

続きを読む