電動キックボードの選び方のポイントについて解説!

       

公開日:2023/03/15  最終更新日:2023/04/19

電動キックボード 選び方のポイント

欧米の若者を中心に人気を集めてきた電動キックボードは、コンパクトで気軽に乗れるために、最近では日本でも注目を集めているモビリティのひとつです。新しく購入する場合に、どのような観点で購入すればいいのか不安になっている人も多いでしょう。今回の記事では、購入前に知っておくことや選び方のポイントについて詳しく解説します。

そもそも「電動キックボード」とは?

電動キックボードとは、モーターとバッテリーをキックボードに搭載した電動モビリティです。地面を足でキックして進んでいくキックボードと異なり、電動で走行をアシストしてくれます。しかも、動力源が電気で充電に関しては家庭用コンセントを利用できる便利な乗り物です。コンパクトで小回りがきくためちょっとしたお出かけなどに活躍できます。

しかし、リーズナブルな機種には保安部品が整っていないことが多いため、公園や私有地など、公道以外の場所でしか使用はできませんが、保安基準がクリアしていれば公道を走らせることも可能です。ただし、公道を走るためにはそれ以外にもいくつか条件がああるため、電動キックボートを購入しても、すぐには公道で走行することはできません。それでは、どのような条件があるのでしょうか。

電動キックボード購入前に知っておくべきこと

電動キックボードを購入する前に、公道を走るための条件などを知っておく必要があります。なぜなら、知らずに購入してしまうと公道を走ることができない場合もあるからです。簡単に乗れる反面、自転車などの乗り物とは異なりいろいろな条件を達成しなければなりません。電動キックボードの多くは原付バイクと同様の扱いとなっているので、公道を走行するには免許が必要となっています。

また、免許を取得するだけでなく免許証の所持が義務付けられており、所持せずに公道を走行すると違反となるので注意しましょう。ほかにもヘルメットの装着や自賠責保険の加入、ナンバープレートの装着、軽自動車税の納付などをしなければ公道で走行できず、ルールを守らなければ違反で罰則の対象となります。

ただし、2022年に4月に道路交通法改選案が可決されたため、今後は最高速度が時速20km以下の車両は、特定小型原動機付自転車の区分に変更となり、16歳以上は免許がなくても乗ることができるようになり、ヘルメットの装着も必須ではなくなる予定です。また、一般車道と普通自転車専用通行帯、自転車道が走行可能となります。

ただし、法改正後の施工にはまだ時間がかかるため、現状では今まで通りの条件が必須となっているので、必ず守りましょう。

電動キックボードの選び方のポイント

では、電動キックボードをどのように選べばいいのか、選び方のポイントを紹介します。

安全性

公道を走るためには安全に走行できるかは重要です。電動キックボードのブレーキにはハンドブレーキとフットブレーキがありますが、フットブレーキだけでは転倒するリスクがあるため、できれば前後どちらにもブレーキがある方がいいでしょう。

ただし、ハンドブレーキだけでも自転車と同様な感覚で使用できるのでおすすめです。また、夜に使用する場合はライト付きのものを選びましょう。自分だけでなくほかの人に怪我をさせないよう前方がしっかりと確認できるものを選ぶと安全です。

耐荷重や重量を確認

電動キックボードは、モーターやバッテリーを搭載しているためにキックボードよりも重量があります。持ち運びできるのがメリットのひとつに挙げられることが多いですが、重すぎると持ち上げて移動できないので、ある程度自分で持ち運びできるものかどうか確認しておきましょう。大容量のバッテリーを選ぶことで走行距離は伸びますが、バッテリーの容量だけで選ぶとその分重くなるので、必ず重量も考慮しておく必要があります。

また、耐荷重も事前にチェックが必要です。自分の体重にプラスして荷物などを運ぶ時もあるので、そうした重量を検討した耐荷重を確認しておきましょう。ほとんどが100kg程度のものが多いですが、中には軽量の耐荷重しかない商品もあるので注意が必要です。

持ち運びには便利な折りたたみタイプ

ラインナップとしては折りたためるタイプと折りたためないタイプがありますが、いろいろな所への持ち運びが便利な折りたたみタイプがおすすめです。レジャー先で乗るにも便利でしょう。

充電時間や走行距離をチェック

商品には充電時間や走行距離が記載されていますが、自分がどのように使用するかによって選び方は異なります。長距離で利用したい場合は走行距離が長いものがおすすめで、短距離しか使用しないのであれば、できるだけ充電時間が短いものを選ぶようにするなど考慮しましょう。

タイヤの大きさ

タイヤは大きさとして5インチから6インチのタイヤが今まで主流でしたが、大きい方が走りやすいため、最近では8インチのタイヤを備えたモデルが主流となりつつあります。タイヤの種類もオフロードの走行にぴったりのエアタイヤ、舗装道路をスムーズに走行できる硬いタイヤ、安定した走行が可能なサスペンション付きタイヤの3種類があるので、用途に合わせて検討しましょう。

まとめ

今回は、電動キックボードの選び方のポイントについて紹介しました。家庭用のコンセントで充電ができ、電気を動力源としてコンパクトかつ持ち運びに便利な乗り物として注目を集めているのが電気キックボードです。保安基準をクリアした商品で、免許の取得や保険の加入、税金の支払い、ナンバープレートの装着など一定の条件をクリアすれば公道で走ることも可能です。ただし、用途によって選び方も変わってくるので、今回のポイントを参考にして選んでみてください。

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