電動キックボードの維持費はどれくらい?それぞれの項目をチェック!

       

公開日:2023/02/01  最終更新日:2023/01/26

原付バイクと比較してどの程度の維持費がかかるのか気になる人は、こちらの記事を参考にしてください。電動キックボードは、保険料、税、駐輪場代などが維持費として発生します。メンテナンス費用は故障しない限り発生しませんが、ある程度の出費は避けられないので理解しておきましょう。

自賠責保険・任意保険などの保険料

万が一事故を起こしたときに安心できるように備えておきましょう。

公道で走行するときに自賠責保険に加入する

電動キックボードを公道で走行させるときには、自賠責保険に加入しなければいけません。私有地のみ走行できる製品や私有地のみ走行する場合であれば加入する必要はありません。ただし、通勤、通学、買い物などで製品を使用するときは加入しましょう。

保険料は原付バイクと同額で、2年分まとめて支払うとお得になります。自賠責保険に加入する理由は、原付バイクと同じ扱だからです。法律上、自転車と同じ扱いではないので理解しておきましょう。

任意保険料も支払っておく

任意となっていますが、ほとんどの人が加入しています。人を跳ねて怪我を負わせてしまったときや、物損事故を起こしたときに金銭的な負担をカバーできるようになっています。

電動キックボードは最高速度が時速20kmを超えるものも珍しくありません。仮に衝突事故を起こしてしまったときは、相手方に怪我を負わせてしまう可能性が充分にあります。

また、電動キックボードは広く普及している自転車と比較すると、タイヤのサイズが小さくなっています。そのため、少しの段差やぬかるみなどで転倒しそうになります。何度も転びかけた経験がある人もいます。現

在は新しい製品が逐次販売されていて、10インチのタイヤやオフロード走行に特化したタイヤの製品も販売されていますが、まだ広く普及していません。ですから、アスファルトの舗装された道路でも少しの段差やぬかるみで操作が難しくなる場合も考えられるので、任意保険にも加入しておきましょう。保険料は年間で1~3万円となっています。

軽自動車税

こちらは公道を走行しない場合でも支払うことがあります。

毎年支払う必要がある

こちらは原付バイクと同様に毎年支払います。費用は年間2,000円で原付バイクと同じです。ただし電動キックボードのなかでもよりパワーが強い製品になると年間2,400円を支払います。自分が所有している製品にいくらの軽自動車税が必要なのか確認しましょう。

公道を走行しない場合でも支払うことがある

こちらは自賠責保険とは異なり、公道を走行しない場合でも支払うことがあります。納税通知書が手元に届いたときは納税しましょう。

駐車場代

自宅に電動キックボードを持ち運ぶと駐車場代が発生しません。

駐輪場を借りる場合に費用が発生する

電動キックボードは自転車ではなく原付バイクと同じ扱いなので、駅前の駐輪場などを借りるときは原付バイクと同じ料金を支払うことになります。費用は毎月数千円程度が相場です。長期間駐輪場を使用したいときは、長期契約を締結すると料金が安くなります。

また、普段は自宅の駐輪スペースで保管して、外出するときに都度利用したいときにも利用できます。その場合の費用は数百円程度です。自分の生活スタイルに合った方法で利用しましょう。

自宅に持ち運んで保管する方法もある

マンションで暮らしている人は、マンションに併設されている無料の駐輪場を利用できますが、盗難などの被害に遭う可能性があります。

電動キックボードの中には、折り畳んで持ち運べるものや軽量のものもあるので、盗難対策として自宅に持ち運ぶとよいでしょう。そうすることで駐車場代も節約できます。電動キックボードはセキュリティ面に不安があるので、できる限りこのような方法を選択するのをおすすめします。

電気代

充電する回数が多いと電気代もたくさんかかってしまいます。

充電は家庭用コンセントを使用する

取り外したバッテリーは自宅の家庭用コンセントで充電します。1回の充電にかかる費用はメーカーや種類等にもよりますが、十数円程度で収まることが多いです。原付バイクと比較すると費用は抑えられますが、長距離を移動する人はほぼ毎日充電する必要があります。また、充電に必要な器具は購入する必要があります。

ヘルメットなどのアイテム費用

安全のためにヘルメットとプロテクターは必ず購入します。

ヘルメットとプロテクターはマストアイテム

ヘルメットとプロテクターは、公道を走行しない場合でも着用することが求められています。これらに加えて、充電器、ライト、ミラーなどを購入すると初期費用がかかってしまいます。まとめて購入するとお得になるときは、そのようにして少しでも費用を浮かせましょう。

まとめ

初期費用だけではなく維持費もかかるので、購入するときはそのことも理解しておきましょう。今回の記事ではバッテリーは取り外すタイプのものとして紹介しましたが、バッテリーが本体に付いたまま取り外せないものもあります。その場合はおよそ2年ごとに、正規ディーラーなどでバッテリーを交換するようになります。

月々の電気代は発生しませんが、数万円程度の出費が必要になるので知識として蓄えておきましょう。税金の未納には気を付けてください。

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