電動キックボードの免許不要はいつ頃から?法改正のポイントを知ろう!
公開日:2023/05/15 最終更新日:2023/04/20
都会を中心に新しい移動手段として注目されている電動キックボード。実は2023年度中に規制緩和されるのです。具体的な規制緩和内容や施行日が気になる方もいるでしょう。というわけで、今回は電動キックボードの法改正のポイントを解説します。2023年1月現在のルールについても解説しているので今一度ルールの確認もできますよ!
電動キックボードの免許不要はいつ頃から?
電動キックボードの法改正は2023年7月です。2023年7月には電動キックボードの規制緩和がされることになっています。
そのほか法改正で変わること
ここからは規制緩和の内容についてお伝えします。本記事で紹介するルールはあくまでも2023年7月からのルールになるため、2023年1月現在は次章の「現在の電動キックボードに乗る際のルール」に則って走行しましょう。
区分の変更
現在の電動キックボードは原付バイクと同様の扱いですが、2023年7月の規制緩和によって特定小型原付という区分になります。特定小型原付になると、免許が不要となり、ヘルメットが任意となります。また最高速度が30km/hだったのが20km/hとなり、走行場所が車道のほかに自転車レーンと歩道、路側帯が追加されます。
さらに年齢制限は16歳以上となり高校生から乗車可能です。免許がない高校生でも電動キックボードを利用できるのは、新たな交通手段として人気が出そうですね。規制緩和後も変わらないのは自賠責保険への加入と、ナンバープレートの装着です。
走行できる場所の拡大
原付と同じ区分では車道しか走れませんでしたが、規制緩和によって歩道や路側帯の走行も可能になります。しかし歩道を走る場合には最大速度は6km/hで識別灯火(走行モードを周囲に伝えるライト)を緑色点滅にする必要があります。車道を走る場合は最大速度が20km/hで識別灯火は点灯に切り替えます。
現在の電動キックボードに乗る際のルール
ここまでは規制緩和された際のルールについて解説しましたが、この章では現在(2023年1月)の電動キックボードのルールをおさらいしておきます。法改正されるまではこのルールにしたがって安全に電動キックボードを使用しましょう。
電動キックボードの装備について
電動キックボードには10コの必要な装備があります。2023年1月では電動キックボードは原付と同じ区分ですから、原付に搭載されているものはすべて搭載されている必要があるのです。必要な装備は以下の10コです。
・ミラー
・ウインカー
・ブレーキ
・フロントライト
・ブレーキランプ
・テールランプ
・ナンバー灯
・クラクション
・リフレクタ―
・クラクション
東京都ではウインカーやクラクションが搭載されていない電動キックボードで公道を走行し警察に取り締まりを受ける事例も多数見受けられます。ウインカーやクラクションに限らず、上記の10コのどれか一つが抜けていると保安基準を下回るため、必ず装着されている電動キックボードを選びましょう。
保険とナンバープレート
自賠責保険への加入とナンバープレートの装着は現在も規制緩和後も変更はありません。必ず自賠責保険に加入し、ナンバープレートは車体後方に装着しましょう。電動キックボードの自賠責保険は原動機付自転車の自賠責保険と同じもので問題ありません。
自賠責保険は、電動キックボードの販売店や保険代理店はもちろんのこと、ネットやコンビニからでも加入できます。またナンバープレートの取得方法は、自宅近くの役所での手続きが必要です。そのさいには、購入した時にもらう販売証明書と印鑑、本人確認書類の3点を準備しておきましょう。手続きでは「軽自動車税申告書兼標識交付申請書」という小難しい書類に情報を記入します。
歩道は走行不可能
2023年7月からは時速6kmにて歩道走行が可能になりますが、2023年1月現在は走行不可能です。そのため誤って歩道を走行しないようにしましょう。もし歩道を通らなければならない場合は原動機付自転車同様、手押しで通行すればOKです。
免許とヘルメットは必須
規制緩和後は免許が不要になり、ヘルメットの装着も義務ではなくなります。しかし2023年1月現在では免許の携帯とヘルメットの装着は義務となっています。そのため16歳が電動キックボードに乗用できませんし、ヘルメットの装着せずに公道を走ることもできません。免許を取得していたとしても、免許を携帯せずに走っていると違法ですので、電動キックボードに乗る際は必ず免許証をもって走行しましょう。
まとめ
今回は 電動キックボードの法改正と2023年1月現在の電動キックボードのルールについて解説しました。電動キックボードは2023年1月現在では、免許の携帯とヘルメットが義務づけられていますが、キックボードだからといって免許を携帯していなかったり、ヘルメットを装着しなかったりして、警察に逮捕されるケースも少なくありません。またキックボードではあるもののウインカーやライト、ナンバープレートの装備等も必要なため、今一度自分のキックボードの装備を見直してみてください。ルールを守って電動キックボードライフを楽しみましょう!