電動キックボードと電動バイクの違いとは?それぞれの特徴を比較
公開日:2023/09/15 最終更新日:2023/06/19
気軽に近所を移動したいと考えている人や、通勤や通学をもっと便利にしたいと考えている人のなかで、電動キックボードを検討している人もいるかと思います。電動バイクよりも価格が抑えられていて、軽量でコンパクトな乗り物です。では、「電動キックボード」と「電動バイク」には、どのような違いがあるのでしょうか。詳しく解説します。
電動キックボードの特徴
まずは、電動キックボードの特徴を知っておきましょう。
モーターを搭載して自走できるキックボードのこと
自転車のように、走行するときに自分でペダルを漕ぐ必要がありません。家庭用のコンセントで充電できる乗り物なので、気軽に利用しやすい乗り物のひとつです。
車両に分類されている
車体にはナンバープレートの装着が義務付けられています。また、ヘルメットの装着も義務付けられているので、きちんと守りましょう。
自転車を走行するときの感覚で運転してしまうと、道路交通法に違反することもあるため、注意しましょう。
国や自治体は普及に積極的
電動キックボードのシェアリングサービスの普及実験が積極的に実施されています。
生活圏内の移動を環境に配慮した乗り物で移動してもらおうという目的で、全国の主要各都市で試験的に行われています。今後はシェアリングサービスが広がっていき、より身近なものになるとされています。
電動バイクとの違うポイントとは?
つぎに、電動バイクの特徴を紹介しつつ、電動キックボードとの違いを中心に解説します。
速度の違い
電動キックボードに関して制限速度は30km/hと決められています。
一方で電動バイクの制限速度も30km/hまでと定められていますが、それ以上に出せる個体も登場しています。
乗り方の違い
電動バイクは一般的なバイクと同じように、椅子に座るタイプです。立ち乗りがつらいという人は電動バイクがおすすめです。
キックボードにおいても、一部モデルは座れるモデルもありますが、立って運転するものが一般的です。
価格の違い
モデルによって価格は大きく異なります。電動キックボードは4~10万円程度で販売されていますが、電動バイクは15~20万円程度のものから、30万円を超えるものまでさまざまあります。
さらに電動バイクの個体も、原付のような手軽なモデルもあれば、250ccと同等の高性能電動バイクまで販売されています。
電動キックボードと電動バイクのどちらが自分に合っている?
自分がどのようなスタイルで、製品を使用するのかイメージすると分かりやすいでしょう。
持ち運びに便利なのは電動キックボード
電動バイクよりも電動キックボードのほうが軽量でコンパクトなので、持ち運びに便利です。
たとえば、通勤で自宅から駅まで電動キックボードで移動して、駅構内は電動キックボードを手にして移動し、電車に乗って駅に到着した後は、電動キックボードに乗って会社まで移動するといった使い方ができます。
これにより、移動時間が短縮できます。
防犯面に優れているのは電動キックボード
本体を折り畳めるものがほとんどなので、停車や駐車するときに簡単に折り畳めます。そのため、使用後に本体を折り畳んで、自宅の玄関スペースや室内に持ち込めます。
電動バイクと同じように鍵を付けて防犯対策できますが、より安全なのは室内に持ち込むことでしょう。
雨風に本体がさらされることが無いので、電動キックボードの劣化を食い止められます。
荷物を積みたい人は電動バイク
買い物などで荷物がかさばってしまったときなどに荷物を積みたい人は、電動バイクがおすすめです。
電動キックボードは荷物を積むことに適していないので、普段からカバンや荷物などをたくさん持って移動する人は、電動バイクが望ましいでしょう。
リュックやカバンなどを積めるので安全に移動できます。週末のお出かけなどの特別なときだけではなく、通勤や通学などの日常生活で使用される機会にも便利に活用できるモビリティです。
速度を重視するのであれば電動バイク
電動キックボードはどのモデルでも30km/hまでと決められています。しかし電動バイクであれば、原付モデルから250ccの軽二輪モデルまでさまざまです。
運転に必要な免許が異なる点に注意が必要ですが、速さを求めるのであれば電動バイクがおすすめです。
まとめ
電動キックボードは便利な乗り物ですが、車両に分類されているので、ナンバープレートの装着やヘルメットの装着が義務化されています。また、公道を走行するときはルールを守りましょう。
電動バイクと電動キックボードのどちらを購入しようか迷ったときは、自身の使用用途や荷物の量などを踏まえて考えると、どちらが合っているのかわかるようになります。ぜひこの記事を参考にしながら検討してみてはいかがでしょうか。