電動キックボードの基本的な乗り方のポイントについて解説!
公開日:2023/03/15 最終更新日:2023/04/19
ここ数年で注目を集めてきている電動キックボードは、一度は乗ってみたいと思っている人も多い乗り物のひとつです。どのように乗ればいいのか、公道は走行できるのかなど、分からないことも多いと思います。今回は電動キックボードの基本的な乗り方をはじめ、公道を走るためのルールや注意点も含めて、知りたい情報を紹介します。
電動キックボードの基本的な乗り方のポイント
自転車には乗ったことがあっても、電動キックボードに乗った経験がある人はまだ少ないので、乗るのが難しいのではないかと感じる人もいるでしょう。実際は基本を覚えてしまえば簡単に乗ることができるので、基本的な乗り方について紹介します。
まずは両手でハンドルをしっかりと握ったら、軸足を前に向けて板にのせましょう。身体全体でバランスを保ちながらこの姿勢がとれるかどうかが重要です。その後は、もうひとつの蹴り足を後ろの方に載せますが、つま先を真横に向けて載せることがポイントとなります。その時に後輪のブレーキを踏まないように注意しましょう。走行中に曲がりたいときは、その方向にハンドルを傾けることで曲がることができます。曲がる時にバランスを崩しやすいので、両足を載せた状態でハンドルを左右に傾けて何度も練習しましょう。
ここまでは、通常のキックボードとほぼ同じですが、異なる点といえば電動で走行を補助してくれることです。足で地面を蹴ることで、普通のキックボードよりもかなり速く前へ進めることができるので、とても快適な乗り物といえるでしょう。ハンドル部分にあるアクセルバーによって加速できるものや走行距離や時速が表示されるモニター付きのものもあるので、バイクと同じような感覚で走行できます。
電動キックボードに関するルール
電動キックボードは公園や私有地の中だけで楽しむようなモデルもありますが、クルマやバイクと同じように公道を走ることができるモデルもあります。ただし、公道を走行するにはルールに沿って走らなければいけないので事前に確認しておきましょう。まずは購入前に必ず、公道で走行できるモデルかどうか確認してから購入しましょう。公道を走るには、規定の保安基準をクリアしたものでなければいけません。もし、保安基準に満たしていない電動キックボードで走行してしまうと法律違反で罰則が科せられることもあるので注意しましょう。
ただし、公道で走行できるモデルを購入しても、すぐに走行できるわけではありません。その前にいろいろと準備が必要となってきます。電動キックボードは、現在の法律では原動機付自転車か普通二輪に該当するため、それに合わせた免許の取得が必要となり、免許を所持しなければいけません。さらに、自賠責保険の加入が義務付けられており、軽自動車税も納めなければいけません。軽自動車税を納めるとナンバープレートを発行してくれるので、必ず車体にナンバープレートを取り付けましょう。
こうした準備をしていよいよ走行ができるのですが、走行時は必ずヘルメットの着用が必要です。また、電動キックボードは気軽に乗れる乗り物ですが、飲酒運転や二人乗り、スマホを操作しながらの運転は禁止されています。2022年4月に道路交通法の改正案が可決されたため、今後一部の電動キックボードでは16歳以上であれば免許の必要もなく、ヘルメットの着用も任意で、電動キックボードを運転できるので、いつ施工されるかを必ず確認したうえでルールを守りながら利用しましょう。
電動キックボードに乗る際の注意点
今までは公道を走行する場合のルールを見てきましたが、ルールを守るだけでは安全に公道を走行できるとはいえません。ここでは走行する場合の注意点を説明します。
公道を走行する前に練習
まず、充分に運転の練習をしてから公道を走行するようにしましょう。あまり乗り慣れていない状態で公道を走るのは危険です。ほかのクルマと接触したり、事故に巻き込まれる可能性があるので、最初に練習しておいてください。
転倒に注意
電動キックボードの車輪のサイズはおおよそ8インチが主流となっていますが、ほかのバイクや自転車などと比べてもタイヤが小さく、段差や側溝、濡れたマンホールのフタの上を走行する際にバランスを崩して、転倒する危険があります。車体自体が軽く二輪で走行するために、重心がぶれやすくなるという理由でも危険です。
たとえば、重い荷物を背負って電動キックボードに乗る時はなどは車体のバランスが崩れることもあります。そのため、電動キックボード同士並走する場合は車間距離を充分にあけて走行しましょう。
スマホ禁止
スマホを操作しながらの運転は禁止ですが、利用者の中にはスマホを見ながら運転している人もいます。なぜならスマホホルダー付きの電動キックボードが販売されているために、スマホを見ながら運転することが可能となっているからです。走行中のスマホ操作は危険で、罰則があることを改めて理解しておきましょう。
まとめ
電動キックボードの乗り方のポイントや走行時のルールなどについて解説しました。基本的な乗り方さえ覚えてしまえば簡単に乗ることができますが、公道で走るには一定のルールを守らなければいけません。購入前に必ずルールを知ってから購入するようにしましょう。また、気軽に乗れる乗り物である一方で、乗り方を間違えてしまうととても危険です。乗る時の注意点も守りながら楽しみましょう。